インサイドセールス
新型コロナウィルスの感染拡大が止まりません!
このブログを書いている本日(19日)の東京都の感染者数は736人と依然として高止まり傾向が続いています。年末年始はGoToトラベルキャンペーンの一旦停止が決まっていますが、遅きに失する感は否めず。他にはこれまで具体的な手段を何も講じていないのですから、むしろ当然の結果とも言え、もう驚くことも無くなってしまいました。
新型コロナウィルスが登場してから、まもなく1年にもなろうとしています。人々がどのような行動で感染し、どのような行動は特に問題ないのか。地域、場所、時間、振る舞いなど、もはや多数のサンプルが存在するはずであり、そろそろ抽象的な「3密」や「マスク」ばかりでなく、もっと具体的な指示はできないものでしょうかね?頭のよいデータ分析官や、コンピューターシステムがあるのですから、決定的に危険なことを具体的に発信すれば、少しは人々の行動も変わると個人的には思うのですが。
その反面、民間企業は政府のように漠然とした行動指針で動いていては、あっという間に足元を救われると言わんばかりに、コロナ禍での生き残りをかけて、データとデジタル技術を駆使した工夫をどんどん行っています。中でもインサイドセールスに新たに取り組む企業が増えています。
インサイドセールスとは、メール、チャット、WEBミーティングなどを利用した非対面型の営業スタイルのこと。これに対し、従来のような顧客と対面で行う営業スタイルをフィールドセールスと呼びます。インサイドセールスは、IT先進国であるアメリカが先駆けと言われており、アメリカは日本と比べて国土が広いため、フィールドセールスでは時間やコストがかかり過ぎることから、インサイドセールスが発展してきました。近年は、これを支援する優れたITツールが沢山生まれていることもあり、日本でも導入が少しづつ進んでいましたが、今年になって新型コロナウィルスが感染拡大したことから、あらためてインサイドセールスに注目が集まり、導入が拡大しています。
インサイドセールスを支援するITツールの代表格にMA(マーケティングオートメーション)ツールがあります。MAは、マーケティング活動を自動化し、見込み顧客を育成するものであり、「顧客データの収集・管理」「見込み客の育成」「マーケティング施策の実施と分析」などを支援します。つまりインサイドセールスは、データとテクノロジー駆使し営業活動を変革する取り組みなのです。政府によるコロナ対策のように抽象的ではなく、分析データに基づく具体的な行動を内勤営業マンに促すものです。
Googleが公開する「COVID-19感染予測(日本版)(https://datastudio.google.com/u/0/reporting/8224d512-a76e-4d38-91c1-935ba119eb8f/page/ncZpB?s=nXbF2P6La2M)」では、新規感染者は今後も右肩上がりで増えていくと予想されており、1月はじめには1,000人に近くになると予想されています。おそらくその後は、GoToキャンペーンが一時休止することと、年末年始でPCR検査数が大きく減少することでピークアウトするものの、仕事初めで人々が動き出した結果が出る1月の後半になるとまた大きく増加することでしょう。そしてまた「勝負の1月」と言い出す。。。いつまでデータを分析することなく、場当たり的に「勝負」するのでしょうね。
夜の街にも行きたいし、旅行も行きたい!花見もしたいし、カラオケも行きたい。ハマスタで大声を出したいし、オリンピックも見たい!何より子供たちや、若者が自由に外に出て、大声で肩を組み、笑えないような世の中の向こうに明るい未来などあろうはずがない。一日も早く、この不自由な世の中が終りを迎えるための具体的な指示が欲しい。そう切に願う、2020年の年の瀬です。
(田中記)