お知らせ&コラム

2019-01-21 Fintech

「〇〇Tech」

年が明け、私が担当する1回目のコラムとなります。今年もどうぞよろしくお願いします。
本コラムがスタートしたのは2017年2月。早いもので、来月からはいよいよ「3年目」に突入です!

ところで「3年目」とは、言うまでものなく、「12ヵ月」を1セットとしての数え方ですが、ほかにも「12」が1セットになるのものが、世の中には沢山あります。例えば、毎年この時期になると話題になる十二支。文字通り12種類の動物(子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥)で1セット。他にも、毎朝気になる星座占いは12種類の星座。時計は12時間だし、1ダースは12本。プロ野球は12球団、ボクシングは12ラウンド、1オクターブは12音、義務教育は12年・・・「12」は何か特別な意味合いを感じる不思議な数字であり、法則でもあるかのように、私たちの生活には「12」を1セットとするものが溢れています。

「溢れている」と言えば、このブログのテーマである「Fintech」に代表される、「〇〇Tech」という新しい言葉も、世の中に溢れています。総務省が昨年発表した「情報通信白書(平成30年版)」では、「広がるX-Techによる市場創造」とした章が設けらました。ここでではX-Tech(○〇Tech)を「産業や業種を超えて、テクノロジーを活用したソリューションを提供することで、新しい価値や仕組を提供する動き」と定義づけ、次を代表例として紹介しています。

 ・Fintech(金融)・・・決済、送金、投資・運用、クラウドファンディング、等
 ・RetailTech(小売)・・・Eコマース・決済、物流ロボット、O2O、等
 ・MarTech(マーケティング)・・・広告、最適化、顧客データ管理、等
 ・FashTech(ファッション)・・・C2C、ファッションレンタル、等
 ・RETech(不動産)・・・マッチング、シェアリング、物件管理、等
 ・HRTech(人材)・・・採用・転職支援、適性診断、勤怠・労務管理、等
 ・SportTech(スポーツ)・・・スマートスタジアム、データ分析・トレーニング、等
 ・EdTech(教育)・・・デジタル教材、教育向けツール、等
 ・AgriTech(農業)・・・ノウハウ共有、モニタリング、センサーシステム、等
 ・MedTech(医療)・・・電子カルテ、ゲノム・ロボット、等
 ・HealthTech(健康)・・・栄養管理、健康状態把握・管理、等

これだけの「〇〇Tech」が溢れた背景には、スマートデバイスの普及、クラウドサービスの低廉化、AIやGPS等の技術進歩などがあると思っています。各業界において今まででは考えられなかったようなことが容易に実現可能となり、「〇〇Tech」がどんどん生まれています。今後もIT系企業を中心に「〇〇Tech」参入は加速するものと思われますが、ポイントは、どれだけ彼らが業界の壁を超えてて現場に踏み込み、課題やノウハウを汲み取ることができるか。そのチャンスを作れる力のある企業こそが、「〇〇Tech」を制すると私は信じています。いずれにしても、私たちの生活は「〇〇Tech」によってどんどん便利になって行くことは間違いありません。

白書に記載の代表例に加え、他にも「LigalTech(法律)」「AdTech(広告)」「InsurTech(保険)」「FoodTech(食品)」「AutoTech(自動車)」「CarTech(自動車)」「HomeTech(家)」など、比較的知名度が高い「〇〇Tech」もまだまだ残っており、例を挙げたらキリがないくらい。一体いくつ存在することやら。前述の法則によれば、残る「〇〇Tech」は12種類に収れんされることになるのでしょうが、果たしてどうでしょう?数年後、まだこのコラムが続いていたら、検証してみたいと思います。

 ■参考:情報通信白書-総務省(http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/

(田中記)

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