変化
2016年11月9日(日本時間)にドナルド・トランプ氏が第45代アメリカ合衆国大統領に選出されることが決定し、2017年1月20日(現地時間)に就任式が挙行されました。
新大統領決定前後の約80日間で以下にあげた価格がどう変化したのか(選挙確定前、選挙確定後、現在(1月30日時点))、まとめてみました。
選挙確定前 | 確定後 | 現在 | |
(11月8日) | (9日) | (1月30日) | |
日経平均株価(終値、円) |
17171.38 | 16251.54 | 19368.85 |
ドバイ原油(ドル) | 42.95 | 42.15 | 53.35 |
金(1グラム、円) | 4,328 | 4,325 | 4,423 |
銅(1トン、千円) | 559 | 577 | 703 |
アルミニウム(1トン、千円) | 227 | 230 | 263 |
※ 数値はいずれも日本経済新聞(ドバイ原油以下の価格は安値)
選挙戦の段階からクリントン氏、トランプ氏のどちらが大統領になるのか、大統領になった場合、株価や為替レート、モノの価格がどうなるのか、様々な意見が新聞やインターネット上に繰り広げられましたが、エコノミストや企業経営者の予想と実際の結果はどうだったでしょうか。
予想通りになったものとそうでなかったものがあったと思いますが、予想が当たった、外れたという点だけに着目するのではなく、どういう点で予想と現実の間のずれが生じていたのかといった点を見直し、今後に生かしていくという視点が重要ではないか、と考えます。
2017年もどんなことが起きるか想定はできませんが、特に大きなイベントが起きた時に、様々な視点を持つとともに、足元の価格の動きが何に影響を受けているのか、業界はどちらの方向に向かうのか、仮説を持ちながら考えていくこと、そのための「知恵の引き出し」を増やしていく努力が必要と感じています。
前大統領のバラク・オバマ氏は「CHANGE(変化)」という言葉を掲げましたが、次の4年間で世界は、そして日本は、いろいろなモノの価格や業界はどう「変化」するのか、注目していきたいと思っています。
(堀記)